コロナ禍で我々は何を吞んでいるのか?
- 2021.03.15
- マーケ情報

コロナ禍でいろいろ生活が変わってしまった方が大半だと思いますが、もっとも大きい変化は外食の使い方じゃないでしょうか?
営業担当者やマーケティング担当者は、情報交換に、人脈作りに、ストレス解消にと何かと理由をつけて”飲み会”をしまくってた人も多いですが、今度ばかりはさすがに飲みに行けませんよね。
そこでわれわれは、家で何を呑むようになったのかを見ていこうかと思います。
まずは下のグラフ:総務省家計調査のデータを見てください。
指標は、横軸が二人以上世帯(※単身世帯を除く)の世帯当たりの消費金額です。縦軸は同指標の前年比となっています。
・まず伸長が目立つのはグラフ左上にあるウイスキーですね。コロナ禍の最初は奮わなかったですが、以後は前年比1.5倍も超える大躍進です。
わたしもそうですが、ステイホームの最初の内はビールとかチューハイとかお手軽なものを呑んでいたのですが、そのうち買い出しとゴミ出しが面倒くさくて”割って飲む濃い酒”に流れたんですよね。
その他酒には、ジンやウオッカなどのスピリッツリキュール類を含むので、ウイスキーと同じようなトレンドになっているようです。
・逆にチューハイは第一波の時には大きく伸びたのですが、その後の伸びは最初ほどではありません。それでも前年120%オーバーなんで、成長カテゴリーといえるでしょう。
・ビールと発泡酒新ジャンルは対照的な動きです。コロナ禍で収入減が見込まれる中、価格の高いビールから、発泡酒新ジャンルに移行しているのが見て取れます。しかし。2020年10月に酒税法改正があり、ビールが安く、発泡酒新ジャンルが高くなったので、その反動が来ています。
・焼酎、日本酒、ワインは面白い動きしていますね。上下上下を繰り返しています。比較的コロナの波が来ている時はたくさん飲まれて、解消されると飲まれなくなる感じでしょうか?ただ、この三カテゴリーは、前年割れのしはんきがあるなど、厳しいことは厳しいですね。
データから見ると、このような家呑み実態の仮説がたちますが、皆様の家のみはどう変わりましたでしょうか?
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